成年後見とは、自分が痴呆などになり判断力がなくなった時に、後見人を立て、財産管理や身の回りの契約などをしてもらう制度のことです。
一見問題のない制度のように思えますが、実際には様々な問題があります。
ひとつは、「誰が後見人を立てるのか?」といった問題です。
親族など、となっていますが、そもそも身寄りがない方ですので、申請してくれる人自体がいらっしゃらない場合が、ほとんどです。
その結果どうなるかと言えば
放置されます。
詐欺や悪徳商法にあっても誰も気がつきません。本人自身も判断能力を失っています。
周囲が気づき始めるのは、財産をおおかた騙し取られた後かもしれません。
身寄りのない方が増えています。それを防ぐための対策はありますので、一度ご検討いただけたらと思います。