自筆証書遺言書

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自分で遺言書は作れますが 少し不安です…

 

考える人遺言書は簡単な書類です。書かれた文章は数行で、全文自筆で書き、日付と署名と印鑑があれば成立してしまいます。簡単ですが安易に作ってしまって大丈夫でしょうか?

実務に携わっていると、遺言書作成の難しさを痛感します。たった一行の文章をいれるために、その人の人生にとっていいことなのかどうかを判断していかなければなりません。そのためには、その方の人生やご希望、置かれている状況、将来起こりうる出来事を予測していかなければなりません。

安易な遺言書の作成がトラブルの原因になってしまうことがあることを、ご存じない方もいらっしゃいます。場合によっては遺言書を作らないほうが、残された家族にとって好ましい場合もあります。

遺言書の作成に重要なことは、作ることそのものではなく、なぜ遺言書が必要なのかといった、その裏にある「判断」です。その判断は、現在の状況や人生に対する希望をしっかりと踏まえた上での判断でなければなりません。

公証役場にいって、「このように遺言書を作ってください」 と言えば、遺言書はできあがります。しかし、その遺言書は、あなたの人生の状況や要望をしっかりと踏まえた上で作成されたものでしょうか?

放置している問題はありませんか? 実現したい夢はありませんか? 認知症になったらどうしますか? 延命治療に対するご希望はありませんか? それらを考慮せずに作られた遺言書が本当にいいものなのかどうかは分かりません。

行政書士と作る遺言書は、あなたの終活をひとつひとつ支援しながら作り上げる、「人生の総括」 のようなものになります。

 
遺言書を作らないほうがいい場合があります。jihitu11お客様の置かれた状況によっては、かえって遺言書を作らない方がいい場合があります。財産状況や相続関係は変化していきます。その変化に耐えられない遺言書の作成はお勧めできません。
 
遺言書を作ったばっかりにトラブルが・・・簡単に作成できる遺言書ですが、簡単に作ったからといって法的な効力がないわけではありません。残された家族がその遺言書に振り回されてしまうケースがあります。遺言書が原因で親族関係が悪化してしまうケースもあります。

 
そうは言っても、遺言書がなければ困るケースもjihitu12お子さんのいない方や、行方不明の家族がいるご家庭などの場合は、遺言書があった方が好ましいと言えるでしょう。
 
大切なのは順序を踏むことです。遺言書の作成には、順序を踏むことが大切です。まず財産状況や相続人を確認し、将来に渡る変化やリスクを考えます。放置している問題があれば、その問題の解決を図ります。その上でご自身のご希望を整理し、作成にあって生じる問題を検討し、遺言書の作成となります。こういった作業は面倒なので、多くの方は省略し、ご自身のご希望のみを遺言書にしようとしますが、実現不可能な内容では意味がありません。トラブルを誘発させたり、ご希望に漏れのある遺言書を作成してしまうことは、残念としか言いようがありません。

 
自筆証書遺言書は作った後が、大切!自分で作った遺言書は、その後の対策も大切です。苦労して作成した遺言書も、紛失してしまえば作らなかったことと同じことになります。遺言書は、しっかりと管理され、必要なときに発見され、活用されなければ意味がありません。簡単なことのようですが、これを間違いなく実行することは意外と難しいことなのです。

 
行政書士と作る遺言書のメリット・行政書士と作る遺言書は、あなたの終活をひとつひとつ支援しながら作り上げる、「人生の総括」 のようなものになります。
・遺言執行、成年後見、死後事務、をそのまま依頼できます。
・夢の実現、自分史、家系図、見守り契約、納骨など、終活に必要なサポートをそのまま依頼できます。
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