重要度から言えば遺言書だと思いますが、遺言書にできることは限られています。それを補う形でエンディングノートなどを利用することになります。
多くの方は、ずっと元気でいてある日突然亡くなる、といったイメージをお持ちですが、実際にはそうではありません。記憶力や判断力が衰えたり、寝たきりになったり、痴呆になったりといった段階を踏んで老いは進んでいくことになります。
あまり知られてはいませんが、それぞれにできる対策があります。遺言書は、相続が開始した後のごく一部の対策です。これからどのようなことが起こり得るのか、向き合うことが大切になってきます。